狂気
神奈川県相模原の施設で身障者を狙った多量殺人事件。
まあ日々、犯人はこんな奴だ、弱い身障者を狙うなんて許せないという世論が垂れ流されています。
うん、犯人に「お前らは生きている価値が無いから死ね!」という権利は無いので、その点ではおかしいと思うし、これから徹底的に断罪されるだろう。
もしかして、裁判が開かれる前に、謎の死を遂げるコースかも知れませんね。尼崎のおばちゃんのように。
生きとし生けるものは、弱肉強食であり、本来ならば生きながらえることは物理的に不可能な状態を人間は許容している部分もある。
狩りを出来ない肉食動物が生き残れるか?
足の悪い草食動物が、餌にならないで済むか?
弱い動物が子孫を残すことが出来るか?
身障者が子孫を残すことは難しいにしても、生きながらえることが出来るのは本来は不自然なこと。
悪いこととは言わない。人間社会はそれを許容しているわけだから。
ただ、あのような場所で20年も30年も命尽きるまで、そこに塩漬けにされるのは、幸せなことでは無かろう。
実際に一緒に暮らせなくなったから、家族の生活から切り離してその大部分を施設にお世話して貰ってるのだ。
ご遺族の笑顔が忘れられないと言っているが、それは施設に大部分の時間を預けているからこそ、その笑顔が素直に見られるわけだ。
それを無視して、「私たちのあの子達が・・・」とコメントが出るのか?
そうせざる得ないのは理解している。でもその言葉が吐けるその精神に対して狂気を感じる。
形はどうであれ、「この子を残して先立たずに済んだ」と思ったご遺族がいら・・・
これ以上は書くのを辞めましょう。私ならそう思うから・・・。
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